2017/07/17 02:45

殻割りはすべてが補償対象外という厳しい状況を乗り越え、勇気のある参加者が望むべきものでしょう。

なぜ殻割りするのか?失敗したらどうする?
よくこのような質問が飛び交います。 なぜ殻割りするのか、山登りの人間にそれを聞くと、「そこに山があるからだ」
そうです、なぜ殻割りするのか「そこにグリスバーガーになっているCPUがあるからだ」

効果がたいしてないのであれば、殻割りなど必要ない。
ところが温度変化が15℃も20℃もあるともなれば話は別だ。発熱体は低いに越したことはない。
安定的に長く使うには熱源はなるべく冷やし、耐久性をあげることを考えていくべきだ。と考えます。

Ivyの3770Kの登場はびっくりだった。サンディでこれだけ使いやすい、オーバークロックしやすい、夢の5Ghzもお代わりすれば
いけることもある。震災があったりエラッタがあったりと少し停滞はしたが、そのものの持っているポテンシャルはすごく
1155は一つの歴史を刻んだと言ってもいい。
そんな状況ででてきたのがIvyBridgeだ 期待度は高まる・・・ しかしグリスバーガーだ OH・・・NO
計算上TDPをTjmaxとの計算をしているとこれが発熱量が半端ないことがわかった。
グリスバーガーの登場だ。

相当昔のAMD時代にはやったHSはがしの再来があるのがすぐわかった。みんなこぞってカッターナイフやカードで地道にHSを外そうとする。しかし内部にはびっしりとパーツが入っているし、カッターでシート部分を傷つけてしまえばそれで終わりだ。

そんな折、某動画サイトで変な奴が現れた そう、万力マン動画だ 万力でCPUを挟み、ハンマーで一気に殴って外すというとても豪快な技だ。みんな笑いながら見てたものだそれまではコツコツと夜店の型抜きのごとく、地道にやっていたものが、挟んで数秒というだいそれた外し方で物議を読んだ。しかしそこに大きなヒントが隠されていて、CPUをずらして万力に固定し、ハンマーで殴るのではなく万力によるゆっくりとした締め付けでHSを力づくで外すということだ。 これが結構簡単だ、念のためにヒートガンで少しあぶって温度をあげ、内部のグリスを乖離させておけばよい。 これで一気に殻割りが身近になった。これが殻割り機の元祖であると思う。

J氏はKcikStarterで資金を募集するクラウドファンディングで登場した、そう、それが ROCKIT COOLだ。非常にコンパクトにこの万力の概念を踏襲し、高さと製品のクオリティを極限まで高め、そして精度をCNCにより均一にだすこに成功し、いまのこのデザイン性も持っているROCKIT88ツールが生まれた。

これがROCKITCOOL のROCKIT88 
この安定感あるツールで幾度となく殻割りが行われていることだろう、あくまで道具であるから、失敗することもあるだろう。
しかしそこはマニアの道、運命の世界、100%といかずとも、自分のミスをなくせば限りなく近い成功率が現れるであろう。

最近は類似した道具をよく見かけるようになった。他者を買うなとまでは言わない、むしろ買ってみてほしい。
そして試してみてほしい、そこで初めてROCKITCOOLの製品の良さがわかる。他と比べても、殻を割るための工夫がされていることに気づく。そしてデザインは道具ぽくみえず、所持している人をみて、お前は殻割りできるほどPCマニアか!と称賛されるパスポートのようなツールの満足度。

X299、LGA2066はまたしてもグリスだ。それもTDPがかつてないくらい高い。PentiumDがよぎる
しかし、ROCKTICOOLには商機だ。この超高価なCPUの殻を平然と割り、リキプロ化してHSを戻し、涼しい温度表示をみて安堵してほしい、いくらグリスでも改善方法はここにある。それがROCKITCOOLのROCKIT88なんだ。

X299用は今開発中でいずれプロトタイプもできてくるでしょう、CPUの価格を考えたら失敗するリスクを減らしたい。
そんな方は発売までもう少し待っていただきたい。